7月28日(日)に姫神祭が開催されました。
姫神祭の歴史…
『大昔に土佐にいた女性が国司の男性と恋をし、京都へ戻った男性を迎えに行こうと船で牟岐大島辺りを通りました。すると嵐がおき、「女性が乗船したので嵐になった」として大島に降ろされました。船に見捨てられたのを悲観した女性は身を投げて自殺しますが、飛び込んだ場所に男性のシンボルそっくりの奇岩が立ち上がり、船員たちはこれに驚き、女性の霊を慰めようと祠を建てたそう。』(牟岐町観光協会HPより)
歴史あるこのお祭りは、八幡神社にて行われる神事から始まります。
豊漁、船の安全祈願、安産祈願が行われます。


10時からは、姫神子供みこしパレードが行われました。
八幡神社を出発し、大川橋を渡り、牟岐町役場に到着しました。


途中、町民の方々から「ご苦労様です」とお声掛けをいただいたり、椅子を出してくれたり、お気遣いいただきました。そこから西の町の中を歩き、泉源へ。


町の中で男性のシンボルの形をした大きな御神体が移動していく様子はまさに「奇しい」ものでした!



14:00からの海上パレードでは、これを目当てに徳島市や大阪、東京、岩手などから人が訪れ、外国出身の方々も見られました。



徳島市から来られた方は、「大島に行くまでに船の運転手さんが断層について説明してくれたり、室戸岬が見えることを教えてくれたり、本当に最高だった!また来たい!」と、興奮気味に伝えてくれました。
東京から来られた方々は、「生殖器を祀るお祭りが地元の愛知県にあって、全国のそういうお祭りを調べていました。御神体を船に乗せるのは他には見られないもの!来てよかったです。」と、姫神祭を堪能されていました。
アメリカ出身の方は、「正直混乱した。西洋の文化では生殖器を公共の場に出すのはフェイクであってもタブーなこと。しかし、僕は人として当たり前にあって、大切にすべきものだと思うから、このようなお祭りはかっこいいと思った。アメリカにはないものが見えて牟岐に来た甲斐があった。」と、日本の文化を体験した感想を語ってくれました。
余談ですが、X(旧Twitter)でバズっていた「かつおのたたき岩」も見てきました。

姫神市では、子供たちや親子連れなどがキッチンカーや屋台を楽しみました。
牟岐町商工会青年部が中心となって販売したミニハンバーグ、フランクフルト、イカ串はすべて破格の¥250!そのほかにも、スムージーやチュロス、くじ引きなどがありました。

18:00からは去年に引き続き、「牟岐スカパラオーケストラ」の演奏がありました。牟岐の若者が中心となり、大阪や東京、長野からも参加したいと仲間たちも駆けつけてくれました!なかなか予定が合わず、前日になりやっと集まって練習ができましたが、ハラハラドキドキ。この切羽詰まりながらも楽しんで演奏する様子が青春という感じがします。


カバー曲に加え、牟岐町で生まれ育った中山拓真さんが、町の姿を歌にした一曲も披露され、いろんな人の想いが重なった演奏になりました。
東京から牟岐を訪れ、滞在している高橋郷さんは「ここに来て、いい意味で経済的主義すぎず、『人間が生きている』ということをまず感じました。そして、町の人たちが町を作っているという感覚を持ちました。」と、言います。
また、練習風景について、「当たり前の日常が全て映画のワンシーンみたいで、『もう本番は明日じゃん!やべー』『明日だけどやろう!』という様子を見て、心に正直な人たちが集まっていて、面白い町だと思いました。」と、言ってくれました。

地元の阿波踊り連の皆さんの演奏と踊りを楽しもうと多くの人が集まってきました。
やはり阿波踊りが徳島の夏を盛り上げますね!!


20:00からは牟岐港で約700発の花火が打ち上げられました!
快晴の夜空に打ちあがった迫力満点の花火を見て、歓声が上がり、終了後には拍手が沸き起こりました。「これまで徳島で見た花火の中で一番綺麗だった」という声も聞こえました。いつもの牟岐の静けさも良いですが、このように人が集まって、話し声が絶えない夜もまた素敵だなと感じました。

↑牟岐スカパラオーケストラの仲間である田口暦さんが撮影

ライター:地域おこし協力隊 真武未有


