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出羽島を自然美術館と捉えて 私たちはただそこに彩りを添えるだけ -出羽島アート展プレイベント2019開催!

出羽島アート展プレイベント2019開催!

2013年から牟岐町商工会の方々のアイデアと実行力から始まった「出羽島アート展」。

毎年3月頃に出羽島を中心に芸術家を集めて芸術祭が行われておりましたが、残念ながら2016年の第四回目の開催を最後に、それ以降は中止となっていました。

それから約3年の月日が経ったわけですが、2020年の本開催を目標に、今年の3月23日から本開催のプレイベントとして約一週間「出羽島アート展プレイベント2019」が開催されることになりましたので、その開催に関わっている方々に今回はお話をお伺いしました。

写真左から庄野二六さん、岡田光代さん、堀内隆弘さん、小栗加代子さん。牟岐町民から有志を募って集まった「出羽島アート展実行運営委員会」の主要メンバーの方々。実は今後出羽島アート展の開催が厳しいと分かっていた2016年4月頃からこうした運営団体を立ち上げていたのです。

出羽島アート展実行運営委員会で若手の堀内さんは、今まで出羽島アート展を開催することで牟岐町や出羽島の認知や交流人口の増加、経済効果もあり、良いイベントだと感じているため、2020年の本開催をまずは目標に頑張っていきたいとお話をしてくれました。

出羽島を自然美術館と捉えて

パッチワーク作品を制作されて、以前から芸術に深く携わっている小栗さんは、実は第一回目の開催の時から運営側としてではなく、展示する作家さん側として携わっておりました。

船でたった15分のところにあるノスタルジックな出羽島にとても魅力を感じているとおっしゃっており、やっぱり何かしたいという思いで、今回から運営側としても作家としても関わっていくことになったとお話をしてくれました。

「作品のことは分かっても、運営側のことが全く分からなかったし、今でも全く分かっていなんだけど、動いていくことで何か新しいカタチが出来ていくし、出羽島はアート展をしなくてもすでに美しい場所なんだけれども、出羽島を自然美術館として捉えて、わたしたちはただそこに彩りを添えることで、島に訪れてくれたファミリーたちの素晴らしい思い出になれば良いなと思っていますね」という言葉がすごく印象的で、非常に心に残った言葉でした。

開催までに必要だった年月

以前開催された出羽島アート展は、出羽島のみならず牟岐町全体を盛り上げてくれた素晴らしいイベントでしたが、その盛り上がりが時には出羽島の住民の負担になっていたことも事実。

そうした事実を後に知ることでその先に見えてきたひとつの答えが、今回お話してくれた小栗さんの言葉にすべてが詰まっているような気がしましたが、プレイベントを開催することになるまでのその2年間以上、実は実行運営委員会の方々が、何度も出羽島に足を運んでいたそうです。

時にはアート展の開催についてどう思うか?などの具体的なアンケートを取ってみたり、実際に島に泊まり込みでお話をして意見を伺ったりして、まずは島に住んでいる住民のコトを最優先に考えられるイベント作りを取り組むようにしたそうです。

そうしたコミュニケーションを時間をかけていったことで、島の方の理解を得ることが出来たそうです。

なので今まで行われていなかった約3年間は必要不可欠な時間だったのだなと、お話を伺わせていただき感じました。

3月23日(土)から開催!

というわけで、今回の出羽島アート展2019プレイベントは、今月の3月23日(土)から3月31日(日)まで開催していますので、ノスタルジックな出羽島に彩りを添えられたアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

出羽島アート展2019プレイベント情報

開催期間:3月23日(土)~31日(日)
時間:9:00~15:00
料金:大人1,000円、小学生400円(連絡船往復乗船券込み)
チケット販売:牟岐港乗り場 13:30まで
お問い合わせ先:牟岐町観光協会 0884-72-0065
主催:出羽島アート展実行運営委員会
後援:牟岐町
協賛:牟岐町観光協会

どんな作家さんが展示されるのか、どんなイベントがあるかなどの細かな情報はこちらのFacebookページから得ることが可能ですので、こちらをチェックしてみてくださいね。

おまけ 〜 過去の出羽島アート展写真

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