8月25日(日)に天神橋筋商店街と大阪天満宮で天神天満阿波おどりが開催されました。今回は、大阪公立大学松本ゼミの皆さんがゼミ活動をしている三好市と牟岐町の共同で、天神橋筋二丁目のコロッケ中村屋横のブースで物産販売を行い、同時に、これまで松本ゼミがどのような活動を行ってきたのかが分かる展示と冊子配りが行われました。三好市での活動に関わっている徳島県立池田高等学校の学生の皆さんもお手伝いに来てくれました。

牟岐町の物産販売では、勝浦花かつを200袋と牟岐町産モリンガと阿波藍のハーブティーである「牟岐茶」の販売を行いました。勝浦花かつをは完売し、牟岐茶も人気商品となりました。

物産販売だけではなく、松本ゼミがこれまで各地域でどのような活動を行ってきたのかをまとめた展示とパンフレットの配布も行いました。牟岐や出羽島の出身の方々が鰹節を購入される際に、松本ゼミの展示を見たり、パンフレットを持って帰ってくださったりと、松本ゼミを通して大阪で牟岐町にゆかりのある方々と繋がる機会になりました。
4年生の山﨑杏純さんは「展示物やパンフレットを作成して自分たちなりに工夫して準備しましたが、当日になるまで内心ドキドキでした。しかし、たくさんの方々が足を止めてくださりお話して興味を持っていただけたのがとても嬉しかったです。」と、実際にやってみて感じた手ごたえを伝えてくれました。

牟岐町と繋がりがある方だけでなく、商店街を歩いてられた方々や外国人観光客も興味を持ってくださり、特に、牟岐茶はスーパーフードであるモリンガが入っていることや牟岐の海をイメージしたマリンブルーが珍しく、お土産として買われていました。

物産販売後のリフレクションでは様々な意見と今後に向けた課題が議論されました。
三好市と牟岐町のブースを訪れる人の特徴について、三好市のブースに来る人は観光で三好市を訪れたことがある通りすがりの「新規の方」が多いように感じられました。思っていた以上にパンフレットに反応してくれる方が多く、「話していく中でその人に合ったパンフレットを渡すことができた」「ゼミの冊子を渡すとゼミに興味を持ってくれたりした人もいてよかった」という意見が多くありました。
三好市とは対照的に、牟岐町のブースに来る人は年配の方が多く、鰹節が好きな方や出身者の方など、これまで牟岐町とかかわりのある「ファン」が多く見られました。今回は、観光情報や物産情報が多かったため、「今後は出身者やゆかりの人へのアピールにより繋がりを強くすることが課題なのではないか」という意見がありました。

また、三好市と牟岐町が共同で物産販売を行ったことについて、「別地域の特産品を初めて知ることができた」とお互いの地域を認知することができたという一方で、「物産や地域についてもっと知れていたらよかった」「会話が広げられるように徳島への理解を深めたい」とより深く理解し、伝えられたら良かったという意見がありました。また、大阪で阿波踊りを通して物産販売を行ったことで、市や町であること以上に私たちは徳島県人なんだという意識が強くなったように思えました。

お手伝いに来ていた池田高等学校の高校生の皆さんからは、
「都会の人たちは冷たそうだというイメージがあったけど、話してみると気さくだった」
「自分から話しかけないと話せないんだなと気づいた」
「探究活動の知識を使って、パンフレットを渡すときに戦略的に動くことができた」
などの意見があり、普段は来ることのない大阪の商店街での活動は実用的で、気づきが多いものとなったようでした。

令和3年度から始まった大阪公立大学松本ゼミと牟岐町の連携ですが、これまで天神橋筋商店街を牟岐町が年に数回訪れることができているのは、松本ゼミの活動のおかげです。
最後に、4年生の近藤拓実さんから「4年生は卒業してしまいますが、松本ゼミの活動やこれまでの関係性は続いていきます」と今後の松本ゼミの活動を後輩に託し、今後の活動へ励ましの言葉を贈ってくれました。
3年生の滝瀬央佳さんからは「実際に牟岐や三好という地域、そして商品に興味をもってくださるお客様と対話することで、改めて遠く離れた大阪という地で物産展を行う意義を実感することができました。牟岐と大阪をつなぐ架け橋となれるよう松本ゼミとして力を尽くしていきたいと思います。」と伝えてくれました。
卒業後も牟岐町に気軽にいつでも帰ってきてほしいと思いますし、これからも大阪で繋がれる機会を作っていきたいと思います。
ライター:牟岐町地域おこし協力隊 真武未有


