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保存料などを使わない無添加の干物を作っている「泉源」の加工場を惜しみなく見せていただいた!

牟岐町には海の干物を中心に、海産物の加工品を販売している「泉源(いずげん)」という会社がある。スーパーにいけば泉源の干物が売っていることがあるので、知っている方も多いはず。今回の記事はこの「泉源」の内部を見させていただいた時のことを書かせていただこう。

牟岐町の西の方に拠点を置く泉源。ここの干物をボクはよくおみあげとして買わせていただいているのだが、その干物をどんな様子で作っているのか是非見学させていただきたいと思い、加工場へと突撃してみた。

 

泉源の看板がドーンとある。写真左が事務所。直接用事の際にはこちらに行くといいでしょう。

この日は後ろの社長さんが電話で競りをしていて、ピリピリとした空気だ漂っていたのを覚えている。社長夫人のみちよさんに泉源を案内していただいた。

 

干物の加工場を見学

早速干物を加工している加工場の2階へ。干物がずらっと並ぶ初めて見る光景に感動。

 

カレイ干しが大量に干されていた。「これでも昔と比べるとものすごい減ったんよ〜」とみちよさんは言う。やはり昔と比べると漁獲高は低くなったとはどこもよく聞く話だろう。

 

奥に進むとサバを加工するおばちゃんたち。食べやすいように骨やヒレを切っているんだとか。「写真はあんま撮らんとってよ〜、恥ずかしいけん」

 

大丈夫です。素敵なのでたくさん撮らせていただきました。
既に干物にされた立派なサバたち。非常にウマそうですね。

食べやすくなったサバは真空パック。これが商品として売りだされるわけですね。

回りを見渡すとアイゴの干物も。サバが終わったら今度はアイゴをパックするわけですね。泉源は全ておばちゃん達による手作業なのです。素晴らしいですね。

余談ですが、徳島の方ではアイゴは「あい」と呼ばれていて、小さなサイズになると「あいご」と呼ばれるそう。あいを食べるのは磯魚が盛んなこの辺りならではなんですよね。全国的になぜ食べないのか不思議なぐらいうまいんですよねこれ。ボク大好きでおみやげには必ず買ってます。

おばちゃん達が魚を開く作業が素敵

魚を開いている所を見せていただきたい!ということで、1階では干物を作る作業が行われてました。おばちゃんの背中が素敵すぎる。

 

ものすごいスピードで開かれていきます。無駄がない。完全にプロの仕事です。泉源の魚は全て手作業で行わているのです。

 

ボクも魚を釣って自分で捌くのですが、こんなスピードで綺麗に捌けないですからね。ホントカッコイイ。上手に捌けるということ=干物の美味さにつながるわけですしね。

 

こちらでは血や内蔵を綺麗にする作業が行われていた。寒いのにご苦労様です。おばちゃん達のお陰でボク達は美味しい干物を頂いているわけですね。

 

こうした手作業が美味しさにつながるわけですね。

 

すでに開かれたあいご。食塩水かな?もしくは海水につけられている。

 

こちらもあいご。あいごを知らない人が多くいますし、食べられないと認識している人も多くいますが、これ最高に美味いんです。

 

こちらはイトヨリだったかな。カマスもいました。カマスの干物は最高に美味いですよね。

珍味も作ってます

泉源ではなんと珍味も作っているんですね〜。珍味を作っている部屋にも案内していただきました。

お伺いした時は「イカロケット」というヒット商品を作っているところでした。

トコブシが無造作に置いてありました。これすごく美味いのです。

ウツボの燻製も作られてました。すごい。肉厚でめちゃくちゃウマそう。

イカロケットを作っているところ。多忙期以外は基本的に二人で珍味を作り開発されているんだとか。「今後も色々と面白い商品開発していくよ〜」とのこと。楽しみですね〜。

おみやげは直接泉源で買えます

泉源の商品はスーパーや物産販売、通販やネット販売で買うことが可能ですが、直接ここに来て買うことも可能なんです。作られた干物は大きな冷蔵庫があり、そこに保存されています。

扉を開けると干物天国。選びたい放題です。

今回はグレに、あい2枚、沖ぎす、もつ(むつ)を友人のおみやげに購入。しめて1300円程度でしたね。非常に安い。

泉源は無添加、保存料もいっさい入ってません

何より素晴らしいのは泉源の商品は無添加で、保存料もいっさい使っていないこと。干物のラベルにも食塩としか書かれていないのは本当に素晴らしいことであり、体のことを考えると非常に大切なことでもありますよね。なかなか出来ることではありません。

詳しくは泉源のウェブサイトの「泉源の伝統」を見て頂くとそのこだわりが見られますよ。

泉源の商品は保存料・添加物を使用していません。保存料や添加物を使うと、味が落ちにくく、きれいな状態で長く持たせることができますが、体に良くないことを知っているのに、こちらの都合で添加物を使うことはできません。

五代目・薫から、「泉源があるのは、泉源の魚を食べていただいた地元の皆さまがいるからだ」ということを常々聞いてまいりました。戦争の大混乱をくぐり抜けて、今日、泉源が皆さまにお魚をお届けできるのも、支えてくれた方々があってのことです。

薫の教えを受け継ぎ、お客さまや、お客さまの大切な人を大切にし、心からの感謝の気持ちを持って、安心して食べていただける魚をお届けいたします。

添加物によって保存するのではなく、加工過程で加熱をしたり、冷凍技術により、保存できるように工夫しました。

これからも、昔からの製法を守り続けていきます。どうぞ賞味期限内にお召し上がりください。

泉源の伝統(干ものの製法) – 牟岐のおさかな 泉源|徳島県牟岐町から美味しい干物をお届け

ボクたちも物産販売で泉源の商品を販売しています

徳島市で行われる「わくわく日曜市」を中心に、ボクたち六角舎メンバーも泉源の商品を販売していますので、是非お立ち寄りいだけるとうれしいですね。

徳島わくわく日曜市 | 徳島商工会議所

 

泉源の詳細

泉源の詳細はウェブサイトを御覧ください。

牟岐のおさかな 泉源|徳島県牟岐町から美味しい干物をお届け

 

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