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指圧、電気、吸い玉。異次元の効きを感じる、たか鍼灸整骨院

気のせいか、なんだか肩回りの調子が良くないな、と感じ、高校生の時以来の整骨院へ行ってみた。
そこで、あんな体験をすることになろうとは。夢にも思わなかったのである。

ポルトの中にある、和む感じの整骨院

▲ポルトの正面より右側の一角に入っている、たか鍼灸整骨院。

僕の家から徒歩数分の、牟岐のショッピングモール「ポルト」。いつもはスーパー「オオキタ」で食料品を買ったり、「魚秀」で惣菜を買ったりするためにやってくるのだが、今日は10年ぶりに整骨院へ。心なし緊張する。

▲お店の入り口。手前にあるフードコート、洋服屋が彩り豊かなのもあってか、シンプルで落ち着いた雰囲気に感じる。

▲玄関口に入った景色。内装の全面を木で施してあり、温かみのある空間だ。

▲おおー。置いてある模型は、やっぱり背骨なんやね。俺の体の中にもこいつがあるんかー、と思う。

病院や接骨院、僕はもっと壁などが迫っているイメージがあるのですが、たか鍼灸整骨院は空間が広い。
今日は火曜日の夕方。平日は通常診療(予約なし)のため、混んでるか空いてるかは読めないのですが、この時は空いてました。
整骨院は保険診療が可能ということなので、受付のお姉さんに保険証を渡し、問診票をもらいます。

▲はじめて来たので、問診票を記入。

こういう問診票のフォーム、いつもどうやって書けばいいのか考えたあげく、こんな適当に書いてしまってる。そして「運動は週に1回」程度、というのはすいません、嘘です。気が向いた時に走ってますが、実際は…もっとさぼってます。紹介者の欄。院長の平井さんとは知り合いなので、平井さんのお名前を書きます。問診票を渡したあとは、待合室でうろうろ。

▲受付の前が待合室になってます。この椅子と横に置いてある機械も、治療器具とのこと。

▲グラップラー刃牙だ!整骨院に似合うマンガなら、ピカイチでしょう。

▲受付横にあった、謎の機械。これ、よーく覚えててください。あとで出てきます。

▲中の診療スペース。見たこともない機械がずらり。

いざ、治療開始

▲たか鍼灸整骨院、院長の平井孝史(ひらい たかし)さん。今日はよろしくお願いします。

平井さんには、牟岐町の若者で結成された団体「カモン牟岐」や、先日誘われた消防の分団の会合、そしてサーフィンでも、牟岐に来てからたびたびお世話になっています。どんな感じの症状なのか、治療に使う器具はどれを試してみるか、痛さはどれくらいまで大丈夫か、というふうな感じの問診を受ける間も、普段と変わらないざっくばらんな感じで会話が進みます。それでは早速、治療開始。

▲まずは電気を当てるため、ベッドに横になる。このベッド、うつぶせになっても息ができるように鼻・口の辺りを開けてあります。

▲体に当てる電気のパッド。丸くて吸盤みたいに吸い付くタイプ。

高校生のとき部活やってて、ときおり地元の接骨院で電気受けてたのですが、当時は見るからに電極!みたいなやつを足や腰にバンドで固定し、じーっと20分ほど待つ→外して30分ほどアイスを当てる、という治療をやってた気がします。今って、こんな便利になっとるんですね。

▲装着!電圧弱めからスタート。徐々に、、、びりびり、来る。

▲びしっ、びしっと来る電気治療の感覚、久しぶりです。

電気パッド、肩に加えて腰もつけとこか〜と勧められたので付けております。肩の方は、電圧ちょっと上げると勝手に筋肉がちぢまる動きをするんですが、腰の方は電圧上げてもびりびり感が強まる程度で、肩ほど急にピクンと収縮することはないです。
この理由を平井さんが教えてくれたのですが、体の構造上、肩と腰で筋肉の種類やつき方が違って、肩は色んな筋肉が細かく存在するから電圧を受けやすいのだそうです。人体って面白え。

▲お次は、マッサージを施してもらいます。肩、首、頭の揉みほぐし。あー、心地良いっす。

▲ぶらんと垂れ下げた腕を、絶妙な強さでほぐされます。これは気持ちいい。

▲イタッ!そこは痛い。

なんというかもう、完全に筋肉が弛緩して、らくーになる感じです。点を押されてる感じなのに、じんわりと効くこの感じは一体。うん、プロのマッサージの心地よさは、筆で語りきることは出来ません。
写真で僕が痛そうな顔をしているのは、腰を指圧された時です。「ここ押して痛いんは、腰悪うなっとる証拠やね〜」とのこと。マジすか。腰は今までなんともなったことないのですが、思わぬ発見です。

振り返れば奴がいた

電気を当て、マッサージを施されると、最高にリラックスした状態に。
うつぶせになった僕は「いやー、ええなあ、もう今日はこのまま帰って眠ろかな」と思った矢先のことである。
「よーし、じゃあ次は『吸い玉』やってみよか」と平井さん。何だろう、吸い玉って。写真撮ってくれてる大さんも「あー、今人気のあれあるんですか!」と『吸い玉』を知っているらしい。
すると、ガラゴロと台車をこっちに動かす音がする。…ん?と思って振り返ると、あの謎の機械がそこに。そしてあれよあれよという間に装着され、スイッチオン。

▲ぐぎゃあっっ!!いてててててて!

▲なんということでしょうか。背中の肉が、吸引されて、サラミみたいになってます。お食事中の方、ごめんなさい。

▲淡々と、吸うやつを背中のあちこちに付けたり外したりを繰り返す。

▲上から見た様子。大さんいわく、「卵を背負ったゲンゴロウのようだった」と。

▲苦悶の時間が過ぎ去り、残された跡はご覧のとおり。指差す箇所は血の巡りが悪い、つまり僕は腰の左側が悪いってことです。

吸い玉とは、「体の部位を吸引することで体内の血液を吸い上げる機械」だったのです。東洋医学では、悪い血を出すことで血の巡りや気の流れを良くする、という治療法があるのですが、お医者さんでない限り体にメスをいれるわけにはいきません。そこで肌から直接吸引する方法として、この『吸い玉』が使われているとのことです。
プロの野球選手も愛用するらしい吸い玉、とにかく痛い。我慢できないほどではないけど、洗濯バサミで引っ張られるのにも似た感覚でした。でも、しばらくするとそこそこ和らぎます。通って吸い玉を何回かやっている方は、慣れてきて「効く〜」と、なるらしいです。慢性の痛みやぎっくり腰にも有効。

不思議な寝心地、ウォーターベッド

衝撃の吸い玉のあと、最後に「ウォーターベッド」なるもので体をほぐしてみました。

▲アクアタイザーというかっこいい名前を冠する、長方形の物体。

▲乗ってみる。吸い玉のインパクトのあとなので、若干ビクビクしております。

▲こおぉぉれはぁぁぁ。気持ちいいですね。昔見た、4時間くらいのギャング映画のラストシーンみたいな表情になっております。

写真ではわかりづらいのですが、ウォーターベッドは文字通りベッドの中が水で満たされています。表面のたぷんたぷんしたところに仰向けになると、体の背中側を水圧ジェットでマッサージする、という仕組みです。僕の感触は、水に浮かんでいるところに、温泉の壁から出るジェットを体中にくまなく当てられている感覚です。マッサージ機と違って、圧を入れられ過ぎて痛いとか、体を支えているところが疲れる感じがしない、自然な感じのマッサージでした。普通のマッサージ機やローラーベッドだと体を痛めてしまうような人に、うってつけの治療法らしい。

▲治療後、平井さんと。

体の不調を見てもらおうと思ったらものすごい体験をしてしまった僕ですが、治療後は体が軽くなった感じです。「吸い玉すると血の巡りが良くなるけん、お酒飲むとすぐ回るよ」と忠告してくれたのですが、言われたらやってみたくなるのです。どうなったかは、みなさんのご想像にお任せします。

まだ他にもオススメの治療器具もありますし、鍼灸もやってるとのことなので、みなさんも関節や筋肉など体の調子が悪いと思ったら行ってみてはいかがでしょうか。土曜日の午後には予約診療もやってますよ。

たか鍼灸整骨院 詳細情報

【営業時間】8:30~12:30,15:00~19:00
【定休日】水曜日午後、日曜日・祝日、ポルト定休日
【備考】土曜日午後は完全予約診療、以外は通常診療

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