山を見渡すと新芽の緑が非常に鮮やかで美しい。お茶の木も新芽が顔を出してきており今まさに新芽の茶摘みシーズン真っ盛り。というわけで近所の方にお誘いいただき茶摘みに茶揉み体験してきました。
まずはお茶摘みから
先日、早朝に西又地区に住まれている藤川さんから連絡が入って、「今日お茶摘むからこんけ?」とお誘いをいただきまして行って来ましたお茶摘み。
なんてことのない丘ですが、目の前に見えるのがお茶の木。この木は一体なんなのか聞いてみると「やまちゃや」と言っておりましたね。木の名前なのかお茶の種類なのかよく分からなくなるのですが、多分木の名前が「やまちゃ」なんだろうと認識をしておりますがどうなんでしょうか。お茶の種類は番茶になるそうです。
今季節は完全に春を迎えて新芽が伸びております。この新芽が硬くなる前に摘んでしまうんですね。緑色が非常に鮮やかで綺麗ですよね。綺麗すぎて光っているようにも見えます。こいつら新芽軍団をこれから摘むわけなんですね。
このように、それはもう適当に摘むのです。茎が混じっても全然オッケーで、とにかく摘む…というかもはやブチブチと「毟る」のです。
遠目でみるとなんだかよく分からない人になってますが、手ぬぐいを巻いたミナミちゃんも日陰に入って新芽を摘んでおります。この日はめちゃくちゃ天気が良かったんです。
ボクはとにかく毟りまくりました。写真を要所要所で撮りながらも毟りまくりました。ホントいい天気だったので頭を藍染めの手ぬぐいでガードしながら。
ご近所に住む方々もお茶摘みに参加。普周寺の方に百々組の奥さん。
そしてこの方が今回お茶摘みに誘ってくれた藤川さん。色々面白いお話や情報を与えてくれるので刺激を受けまくっております。
午後からひたすら茶揉み
2時間ほどでしょうか。とにかくお茶を摘みまくってきまして、その後に摘んできた新芽にすべきことは「茶揉み」。
まずは摘んできた新芽をセイロで蒸します。これは人それぞれやり方が違うと思うのですが、藤川さんはこのセイロを使っておりました。「これが一番いいんよ」と言っておりましたね。
このセイロで3分間ほど蒸します。蒸しすぎると新芽がフニャフニャになってトロけた感じになるのでそうなるとダメみたいですね。
蒸した新芽を揉みます。ティッシュをくるくると丸める要領で揉んでいきます。
手にお茶のニオイがついていい感じです。それにこれをやった後手がすべすべになりましたね。お茶っ葉の効果でしょうか。
揉んだ新芽を今度は乾かします。これは網戸の上に干しております。この網戸に関しても「これが一番いいんよ」と言ってました。
2時間ガッツリと摘んできたので新芽は大量にあります。とにかく蒸して揉んで乾かすの繰り返し。
ボクもガッツリとやってました。
この作業も2時間ほどやってきまして作業は終了。藤川さんや近所の方とお話をしながらの新茶作り作業は最高に楽しかったですねー。「豊かな時間」とは、こうした時間のことを言うのだなと改めて感じましたね。最高に幸せな時間でした。
いただきました新茶
そして数日後…乾かした新茶を藤川さんが持ってきてくださいました。やったーうれしー。
いつも使っている急須に淹れて飲んでみましたが、これがなんとも美味い。自分で摘んでいるから余計に美味しい。一度お茶っ葉をフライパンで軽く炒ってから淹れると非常に香りが強くなって美味くなる気がします。
上谷くんにも淹れてあげました。
「ズズズ…」と頂く上谷くん。
ん?
よく見るとメガネガッツリ曇っております。いいですねー。いい曇り方ですねー。
…というわけで、初めてお茶摘みから茶揉みさせていただき、さらには出来上がったお茶っ葉もいただけてしまうという素晴らしい体験が出来ました。藤川さん本当にありがとうございました。
近々、毎年好例の小学生を交えてのお茶摘み体験があるそうなのですが、それにも呼ばれておりますので、そちらも参加できたらなーと思っております。
もしこの記事を読んでおる方で参加したいという方がおりましたら一度ボクたちの方にご連絡をいただけたらと思います。一緒にお茶摘み体験に行きましょう。