ある日に辺川へ行った際に、とても良い雰囲気の林道に行くことを勧められて行ってきましたので、紹介しておきます。
先日、全く関係ない用事でこのあたりを訪れた際、「この奥は棚田のあとがあって、今でも森、川は素晴らしい風景の道がある」と勧められたので、晴れた日の午前中に歩いてみました。場所はこんな感じのところから入っていきます。55号線を南下して南阿波植物園を過ぎたところで左側に見えてくる、「スーパードライ」と書かれた建物のある道に入り、直後のT字路をまた左折すると行くことが出来ます。
無論、両脇は山です。一本松ならぬ一本杉が、カッコよく立ってます。
棚田跡に沿った平坦な道ですね。この棚田蘇らせたいな、でも普通に田んぼとして再生してもありきたりで面白くないな、今までにないような面白いことできんかな…と、そういう思考回路で生きている僕です。
そばを流れる川の流れを。牟岐には四万十川とか海部川と言った名立たる河川はありませんが、探せばたくさんの清流があるんですよ。
棚田のほとんどが乾いていますが、ところどころ水が抜けないのか入ってくるのか、湿地になってるところも。
近くで見てみると、なんか黒い点がたくさんあります。
ああ、おたまじゃくしですね。小さいころ大量に取ってくるのはいいものの、カエルになったあとは育てる技術がなくて悲惨なことになってしまっていたことを思い出します。
年季の入った石垣が森の奥まで続いています。
ほどなくすると、こんな素晴らしいところへ到着。陽射しが木々の隙間から差し込み、森の中なのに温かい。こういう景色って、RPGのゲームによく出てきそうだと感じます。操作を間違えると何回でもループして戻ってくるとか、ありそう。
地面にはニホンジカらしき足跡が残ってますね。春の新芽を食べに来たのでしょうか。
倒木もけっこうあるのですが、その隙間から新しい木が生えてきてます。
平らな地面の一帯に杉が生えているところが、そこここにあります。これは特に印象的だった、異様に片側に枝が寄っている木。
そして、向こう側には川を渡す橋が。ですが、相当朽ちてしまってます。この上を渡るのは間違いなくやめたほうがいいでしょう。
また別の開けた斜面では、見事にツッパったツバキの木が天へ向かって咲いています。同じ植物でも、人の住むエリアでは手入れのされた整然とした感じの佇まいで、手入れの入らない山林では好きな方向に伸びたい放題の格好が見られて、面白いなと思います。
ということで、森のマイナスイオンを大量に吸い込んできました。2,3キロほど歩いてもまだまだ道は続いていましたが、時間がないので途中で引き返しました。聞いたところによると、この道をずっと行けば南阿波サンラインへ突き当たるとの話です。平坦な道ですがどこへ向かっていくのかわからない、そんなスリリングを皆さんも楽しんでみませんか?