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牟岐町西又地区の文化祭を訪れました。

11月2日(土)、3日(日)、4日(月)に令和6年度牟岐町文化祭に合わせて西又文化祭が行われました。過去に西又地区でも展示が行われましたが、今年は久しぶりに西又コミュニティセンターで地域の方々の作品が展示されていました。

西又コミュニティセンターを入ってすぐに展示されていたこの写真は、タヌキが猫の餌を食べに来ていたところです。その後、何回か訪れてきたそうですが、一度ガツンと怒ってから来なくなったとおっしゃっていました。山奥の地域だからこそ起こり得るカオスな状況ですね。

現在は行われていませんが、旧河内小学校で行われていた三協共楽大運動会の写真が展示されており、当時の賑わいを見ることができました。

そのほかにも西又地区の歴史や文化を知ることができるものや地域の方々が持っているお宝が展示されていました。

11月2日(土)の10時30分からは、炭窯の西沢秀夫さんをはじめ、西沢さんのご家族や集落支援員さんにより西又炭窯の見学と餅つき体験が行われました。
餅つき体験では、最初は米粒がなくなるように押しつぶしていき、その後はリズムよくペタペタとついていきます。私は初めて臼で餅つきを体験しましたが、みんなでわいわいと力を合わせて餅をつく様子を見て、現代では餅つきをする家庭や地域は少なくなっていますが、かつては家族や地域の交流の場になっていたんだろうなと感じました。

つき立てのお餅の中に餡子を包んでいきました。(つまみ食いもしながら…)

包んだお餅は炭窯で作られた備長炭で焼いて食べるのも美味しいです。

「医者より難しい」と言われる備長炭作りは西沢秀夫さんのお父様が生まれる前から受け継がれる伝統的な産業です。西又地区にいくつか炭窯はありますが、現在使っているのは西沢さんの炭窯だけになりました。現在は数か月に1回の炭焼きを行っており、備長炭はご飯を炊いたり、湯を沸かしたりと日常生活に欠かせないものとなっています。

西沢秀夫さんから炭窯についての説明がありました。
「具体的に炭をどう作るかというと、まず、林から木を伐採することから始まる。木を窯にドーム状に組み込んでいくため、切ってきた木の枝を払って、長さを整えてから、軽トラまで人力で運ぶ。窯の中にはぎっしりと隙間なく詰めていくため、軽トラ何杯分もの木が必要になる。隙間があると、うまく炭が焼きあがらないんよね。
1回の炭焼きを行うのには2週間ほどかかるんやけど、ゆっくりと窯の中で乾燥させて、真っ赤になった炭をエブリという鉄の棒を使って掻き出すと、200kgほどの炭が出来上がる。中は1000℃程度で、特に窯出しの時は前日の夕方から当日の夕方まで一晩かかるので体力がいる。でも、火の焚き方によって炭の出来上がりが変わってくるのでそれが面白いんよ。
主にウバメガシを使って備長炭は作ると、ほかに比べて火力が強くて、持続するから湯を沸かしたり、煮物をしたりするのに使っている。イスノキやソバノキは火力がウバメガシより弱いから魚を焼くのにはいいんよね。」

「イベントとかで学生が炭窯に来てくれて、炭で炊いた米を使って餅や赤飯を用意すると喜んでくれるんが嬉しいんよね。だから炭を作り続けている。この前来てくれた学生には『なんぼでも好きなだけ居れ』と言ったこともあったな(笑)」

西又文化祭では、これまで知らなかった西又地区の歴史や文化を感じられる展示を観賞したり、地域の方々とお話をしたりする中で、より西又地区の魅力を感じることができ、また、地域の方々同士や外のコミュニティとより繋がることができたと感じました。大学時代からNPO法人ひとつむぎで活動していた百田磨凜さんは今回が初めての西又地区で、こんな素敵なところがあったんだと新しい牟岐町の魅力を体感していました。最後に、地域の方から「また来るんでよ」と言ってもらい、また帰ってきたくなる温かい場所だと改めて感じました。

ライター:地域おこし協力隊 真武

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