カレープロジェクト~古参竹編
季節は五月中旬。
前回に引き続き、今回も牟岐町内で収穫される農産物のカレー作りをします!
出会った食材
牟岐町において5月は春野菜が終盤を迎え、夏野菜に向けて種まきや植え付けをするシーズンで、なかなか目ぼしい食材が見つからない。
町内をブラブラしていると、風に揺れる竹林の音が聞こえてきました。
ふと足元をよくよく見ていると・・・
細いタケノコが生えてる!
欲しいけど、勝手に採ると犯罪になるので近くを探してみると土地の持ち主さんを発見。
カレープロジェクトの目的をお話した結果、「大学生の姿を最近見なくなって寂しい」「タケノコは翌日にも沢山生えてくるから~」と同意をいただき収穫をさせていただきました。
タケノコの名前は『古参竹(ごさんたけ・ごさんちく)』。クワなどの農具も必要なく、手でもぎれるほど容易に収穫できる食材です。
この古参竹の旬は5月。一般的に出回っている孟宗竹が終わった頃から生えてくるタケノコ。
食べ方のお勧めは、煮付け、みそ汁、炊き込みご飯、漬物。採れたては刺身にして食べられるほど食感が良く、クセもなく柔らかいとのこと。
古参竹の収穫
左も右も古参竹だらけ。早速収穫です。
握ってみると、すごく柔らかい。
ふくらはぎぐらいの背丈のものを採ると良いそうだ。
「ポンッ!」と弾ける良い音がして簡単に収穫できます。
これがクセになる。
ポンッ、ポンッ、ポンッ!!
竹林の中で、音が響き渡る。
10分ほどで大量収穫!
一番の旬を一番良い方法で今回のカレープロジェクトに携わる方々にお送りしなければなりません。
切り口になります。みずみずしくてそのままでも美味しそう。
タケノコと言えばえぐみ。
えぐみ抜きをする方法を調べ中。
実は人生初めてのえぐみ抜き。
自分は食べる専門なのでしたことがない。
まずは外皮をむきます。
穂先を斜めにカットします。
先に穂先を斜めに切って、外皮を縦に包丁を入れた方が早く剥けたみたいですが・・・。
なんせ初心者なのでお許しください。
写真の状態まで剥いても良いし、薄皮を残しても良いとのこと。
米ぬかを用意します。
コイン精米機で購入したり貰えたりしますが、今回は知り合いの農家さんからいただきました。
大鍋に古参竹を入れます(大きければ鍋に入るサイズに切ります)。
古参竹が被るくらいの水を入れ、米ぬかを入れます(大鍋だったのでおたまに3ハイ入れました)。
米ぬかを入れ、沸騰したら弱火にします。
落とし蓋をして約10分ほど茹でます。
冷めるまで、そのまま置いておきます。
クシが刺されば完成です。
ほんのりとタケノコ独特の匂いが空間を包んでいます。
完成した古参竹は食品保存容器に水と共に入れ、その日のうちにカレープロジェクトに携わる方々に届きました。
カレー作り隊員紹介
前回のブロッコリーカレーがあまりにも美味しそうだったので、今回もこの3名の女子大生にお願いしました。
徳島大学4年 マリン さん
四国大学2年 みうみう さん
徳島大学4年 とりちゃん さん
完成カレーの紹介!
さて、古参竹がどんなカレーに変わったか、完成カレーの画像紹介!
マリンさんの「タケノコたっぷりキーマカレー」
みうみうさんの「ピリッと!シャキぷりドライカレー」
とりちゃんさんの「筍とほうれん草カレー」
古参竹だけでなく、他の食材や香辛料にも拘ったカレーとなっています。
新型コロナウイルス感染拡大予防で牟岐町に入ってこれなくても、関係性は続けていけることに気づかされました。
牟岐の食材によって、牟岐と繋がる。牟岐の食材があななたちに会いに行く。
レシピを知りたい方、彼女たちの想いの知りたい方は下のURLから3人のブログに飛んで、読んでくださいね!
記事:ちんむー
https://note.com/mmmar/n/n91b333c6cbb0
https://note.com/miu_27/n/ndb466a3df295
https://note.com/tori_tsumugi/n/n44d07cf9ebc7