春といったら花!と思い立ち、牟岐の花屋さんに行ってきました。偶然にも、ある行事に向けた準備の真っ最中。色とりどりの花に囲まれながら聴いたお話をご紹介しましょう。
55号線沿い、陽当たりの良いところに花屋を発見
春らしい記事をお送りしようと思い立ち、全く僕には似合いませんが、花にスポットを当ててみました。
国道55号線を南下し、鬼ヶ岩屋への右折を通り越した後の右カーブ。かわいらしい絵の描かれた建物が見えます。
こちらは、牟岐の花屋さんである「南阿波植物園」。店主の坂本さんにはアート展開催前に、牟岐町地域活性化センターの花の鉢植えをご用意していただいてます。早速、店先に並ぶ花を撮りまくってみました。
これは!赤じゃなく「黄色いツバキ」が天に向かって咲き誇ってます。珍しいが故、お値段も中々。
おお、北海道からはるばる来た花達。全然関係ないですが、札幌くらいから北側はスギ花粉ないんですよ。花粉症の方には天国ですね。その代わりにシラカバ花粉があるのですが、スギと比べれば大したことないんじゃないかと思います。
鮮やかな花のそばには、観葉植物も発見。一番異彩を放っていたこいつをパチリ。うーん、何をどうしてこういう進化を遂げたのか…
今度は店の中へ。おお。なんというか、視界がいきなり鮮やかな空間に飛び込んだ、そんな感覚です。
店内に吊り下げられた看板のクオリティが物凄い。背景の島の絵とか、雰囲気出ています。
なんと、花屋さんの繁忙期だった
いやあ、すごい数のきれいな花ですね、と言いながら、あるものに気づきました。
皆さんも写真を見てお気づきでしょうか?ここにある花、「◯◯中学校◇◇室」とメモが付いてます。
そして左の机を見ると、きれいな包装紙とリボン。
実はちょうど学校の卒業式に向けて、お祝いの花の準備で真っ最中の忙しいさなかにお邪魔していたようです。聞くと、海部郡の全ての小学校、中学校への花を用意しているとのこと。同じ日に卒業式があり、しかもどこどこの部屋に置く花、卒業生に送る花、と種類も尋常じゃない。大きな鉢を1つ1つ包みながら、話に滑らかに受け答えしてくれる、坂本さんの娘さんの手際の良さ。プロそのものです。
こちらは卒業記念の花。ポットに入った花を、そのまま入れられるカゴになってるんですね。坂本さん、見せてくれる時も「リボンがあっち向いとる」と丁寧に直すところが、熟練の花屋を印象づけます。
さて再び店内の植物を観察。おお!?小さいリンゴが成った木ですね、やっぱり食べられるのでしょうか。
これは。一見、ペローンとした普通の草っぽく見えます。なのに、いいお値段が付いている。
根元の方を見てみい~と言われて見てみると、なんと小さいつぼみが。これは一体なんなのかというと、ミツバチをおびき寄せる花だそうです。これを蜂の巣箱にしたい箱の付近に置いておくと、ミツバチが寄ってきて巣を作り出し、はちみつを採れる、というもの。そういうことだったのか。
水やり、大切です。ですが、「水が足りないよりも水やりすぎの方が、取り返しがつかない」という驚きの事実を話す坂本さん。これは是非、皆さんも覚えときましょう。
きれいな寄せ鉢を見ながら、花の仕入れの話に。花も魚や野菜のように卸売市場があり、競りが行われるそうです。それから、流通は全国から大阪や名古屋の中央市場に集まり、そこから香川の高松、一部は鳴門経由でここへ到着する、とのお話が聴けました。花って、かなりの旅を経てやってきてるんですね。
姉妹店のフローリスト南阿波へ
皆さんご存知、ポルトの中にある花屋さん「フローリスト南阿波」。なんと姉妹店だということを、初めて知りました。
こちらも色とりどりの花に包まれた空間です。しかし近くで見ると、品揃えは違いますね。
冷蔵庫のようなショーケースに入ってるのは、「プリザーブドフラワー」なるもの。生きている状態のような感じを何ヶ月も保っている仕組みなのだそうです。
ギフト用の寄せ鉢がずらり。ここに並んでるものを選んで買うのも有りですが、「こんな感じのものがほしい」という注文もバッチリOKとのこと。
植物のインテリアっぽいものも綺麗に展示されています。
と思ったら、インパクト大のこんな植物も鎮座していますね。
これぞ、って感じのサボテン。砂漠では、スーパーマリオのようにサボテンだらけなのかなーと考えてしまいます。
リーズナブルに観葉植物を手に入れられます。部屋に植物を置いたことはないのですが、この辺りからトライしてみようか。
一面に並ぶ、花の種。100ってあるのは後ろの100円均一ショップなので、特に関係ありません。
店の外にて。壁にかけられる花の鉢なんてものもあるんですね!
凛々しい、胡蝶蘭。でかいビルのロビーを連想させる出で立ちですが、
実はコンパクトサイズでした。「あまり大きいと個人宅では置きづらいので、持ち運びにも楽な小さめサイズが人気です」とのこと。
花の状態を保つため、店内には冷蔵庫がたくさん置いてありますよ。
目を引くポスターがあったので写真を。これは花の全国級のイベントのようです。どんな感じの景色なんでしょうか。
たまたま宍喰のカフェ「ひこうせん」の方が。学校でもお店でも、海部郡の御用達の花屋さんが牟岐にはあるのです。
ということで、普段全く花に興味のない僕が、かなり気合入れて撮影した花達をお送りしました。僕みたいに普段立ち寄ることがない方でも、「気分転換に花を眺める」感覚で行ってみるのもいいかもしれませんよ。
南阿波植物園・フローリスト南阿波 詳細情報
南阿波植物園
[営業時間、定休日]9:00~日没前(配送等で不在の時あり)
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フローリスト南阿波
[営業時間、定休日]ポルトの営業時間、営業日と同じ