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たった1箇所のあじさいを、地域の手で2kmも増やした!内妻のあじさい祭り

6月には牟岐町で行われるイベント『内妻あじさい祭り』があります。2016年あじさい祭りの、準備から当日までの様子をどうぞ。

あじさい祭りの成り立ちを知る

牟岐の6月のイベント『内妻あじさい祭り』。その名の通り、あじさいを鑑賞する祭りを内妻地区で行うものなのです。
僕自身は、昨年は参加できなかったこともあり、どんな祭りなんだろうかと気になっていました。

5月も終わりごろには、鮮やかな色彩のポスターが町内各所で見られます。すると祭りの日の1週間ほど前でしょうか、あじさいロードの整備をするとの情報を手に入れたので行ってみることに。

国道55号の内妻大橋手前を右折し、道なりに500mほど進むと…竹ほうきを手に掃除中の人々が見えてきました。

掃き集められたゴミや…

側溝の土砂を掻き出すユンボや…

梅雨時期の湿気に負けず、元気に作業をすすめる地域の方々の姿が。

 

観に来た人に、沿道に植えてあるあじさいを綺麗に見えるよう、道路や側溝をひたすら掃除していきます。

沿道はどれくらいの長さなのか聞いてみると、なんと『2kmくらいあるで〜』とのこと。

さらにあじさい祭りについて内妻の地域の方に成り立ちを聞いてみると、こんな感じだそうです。

『30年くらい前かな、内妻コミセンの近くにあった春日荘っていう旅館が庭先にあじさいを植えてたんよ。それを挿し木で近所に拡げていったのを、ちょうど6月は祭りとかないけん、地域内であじさいの花見みたいなのやろうってことで、最初は集落内の60人くらいで始めたんやな。それが好評で、こりゃあもっとあじさい植えんけということでどんどん増やして、今に到るんよ。まだ人多かった時代は、一番多くて7000人来とったで!』

つまり個人レベルで始めた祭りが、いつの間にか町を上げての伝統行事となっていったんですね。すげえ。

こういうストーリー、面白くて良い。

 

2016あじさい祭り当日!

ついに当日になりました。この日の天気は、梅雨をなんとか持ちこたえている感じの『くもり』。

到着したのはイベント1時間ほど前ですが、出店の準備や観覧客がちらほらいました。

コミセン前では、あじさいの苗木を配布サービスしてますね。他にも野菜の苗を売ってました。

イベントで時々見かける、軽の箱バンでおやつやソフトクリームを売りに来ている「大判焼」のおっちゃんもいます。

あんこ以外にも色々な味があって、そして安い。ちなみに本店は阿南の方にあるんです。

このあたりですね。

イベント開始の10時ごろ。ツアーのお客さんも来るほど賑わってきました。

商工会のテントでは、牟岐のお土産や寿司が。

こちらは魚秀のお寿司と、泉源のおつまみ。

鮮魚、惣菜、伝統の寿司!あと1品に重宝する、魚秀

出羽島産テングサや、半田素麺とのコラボ商品「イカすみ麺」「天草麺」。

牟岐町で開発されたオリジナル麺「天草麺」「イカすみ麺」を食べた!

喫茶亜梨巣の自家製の、ポン菓子とラスクも並んでます。

向かいの大きなテントでは、内妻の地域の方や町内のボランティアサークルの方々による店が出てました。

自家栽培の野菜たち。ニンニクがでかい。

懐かしい瓶入りジュースと、なぜかノンアルコールのビール。

鉄板で焼きたての焼きそば!作ると同時に売れていきます。

あつあつの揚げたこ、

炭火やきとりの匂いがたまらない。

という感じで、皆さん手作りの出店でお客さんをもてなしています。

うまそうなものを物色していると、残念ながら雨が降ってきてしまいました。

だがしかし!この行列はいったいなんでしょうか!?

行列の先頭では、なにやら配っているようです。

なんと、先着で来場者へ草餅をサービスするんです。なんて太っ腹なイベントでしょうか。

イベント開始から1〜2時間後には、草餅も出店も収束してましたね。ポスターには10:00〜14:00と記載があるのですが、例年開始からお昼ごろまでがピークで、午後にはほとんど人がいないそうです。次回おこしの方は、ぜひお早めにどうぞ。

また、あじさいロードは出入りともに国道へ通り抜けられますので、お車での観覧客もたくさんいましたよ〜!

内妻あじさい祭り 詳細情報

 

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