惣菜、お寿司など助かる1品が美味しい、僕も御用達にさせてもらってる持ち帰り専門のお店「魚秀」を紹介しましょう。
ポルトの一角にある、懐かしい雰囲気の佇まい
牟岐の駅前、ショッピングセンターポルトの中に、正面から向かって左側にあるこちらのお店へお邪魔しました。市場の中にある惣菜屋さん、魚屋さんって個人的に懐かしい感じがして、ついつい入ってみたくなります。
天井付近に、くっきりとしたかっこいい字体で書かれているのがお店の名前、「魚秀(うおひで)」です。
時間は平日の昼過ぎ、取材させてもらっているとお客さんが途切れることなくやって来て商品を見たりしています。店の前のこちらの棚には乾物系がズラリ。冷蔵棚も見てみると…
太平洋の贈り物、かつおの刺し身ですね。ああ、このままご飯に乗っけて食べたい。
ふと見ると『生鰹タタキセット』も取り扱ってるようです。見てるだけでお腹が空きます。
おおー、イカの王様アオリイカ!何せ、1杯がでかいので一人暮らしでは中々手が出ないんです。
つやっつやの小魚が大量に盛られてます。なんの魚でしょう?
こちらはキビナゴ。そういえば、食べたことないかもしれない。愛知では、キビナゴやイワシみたいな小魚はこんな新鮮な状態で売っているのを見たことが無いですからね。
日本の食卓の代表格、アジもたっぷり。
身もふっくら、ツヤもよく目も透き通っているのが嬉しいですね。うまい魚を入手するのも都市部ではハードルがぐっと上がりますから、牟岐に住んでいて幸せです。
色んな惣菜と、特製のお寿司
鮮魚の次は惣菜コーナーへ。なます、ポテサラ、きんぴらに煮物。びっくりするほどの種類が並んでます。そしてどれも手のひらサイズのミニパックで、一人暮らしには大助かりで本当にお世話になってます。それからお弁当も売ってましたが、昼を過ぎてほぼ売り切れでした。
そして持ち帰りご飯と言えばお寿司ですね。まずは、多めに入った太巻き寿司。
握り寿司では、小ぶりだが味の良い魚「いとより」のお寿司。
漁港で釣る人も多い細長い魚「かます」のお寿司。こんな感じで、よくあるお寿司コーナーの「サラダ巻き」「生にぎり盛り合わせ」とは違った顔ぶれの寿司なのです。食べた感想は、いい感じに〆てあってうまい。先日の市内のマーケットでも、1時間ほどで売り切れでした。
牟岐の押し寿司を徹底解剖
お寿司の中でも変わっているのが、押し寿司。牟岐にいるとちらほら見かけますが、実は徳島県南部でしか見られないそうです。
広く伝わっている郷土料理で、漫画にも登場していますね。
昔はどこの家庭でも作っていたそうで、浜節句に持参する料理にも入っていると話してくれた、店主の小林さん。
この木型で、1つ1つ押して型から抜いて作っているんです。店先に並んでいるのは四角形の型で作ったものですね。
押し蓋を型にはめ込むと、とてもきれいにピッタリとはまります。見てると、押し寿司を作るのは面白そうですね。
ちなみに、押し寿司のレシピをNPO法人ひとつむぎの子たちがまとめてくれました!
小腹がすいたので買ってきました、押し寿司。この中がどうなっているのか気になる人は多いはず。
ではさっそく箸を入れてみます。
ご飯で閉じ込められた具材が見えますね!人参、ゴボウ、金時豆、しいたけなど、優しく味付けされております。そしてご飯全体に柚子酢が効いていてこれはうまい。押してあるので見た目より多いのも嬉しい。
押し寿司のような素晴らしい郷土料理、未来に残していきたいですね。また、アレンジして別の形や中身に派生させていくのも面白そうです。
ということでお寿司や鮮魚、惣菜の魚秀さんでは揚げ物や弁当なども豊富に取り揃えています!また仕出しも受付けているとのことなので、ぜひ食べてみてください。
魚秀 詳細情報
【営業時間・定休日】ポルトと同じ
【電話番号】0884−72ー2231