牛鬼の淵に沢登り
今回の記事は以前お伝えしたように、地域おこし協力隊の石崎くんと山に行ってきましたので記事に書き起こして紹介してみようと思います。
山と言っても重装備で挑むガッツリ登山とかそういうモノではなく、山間部には牟岐川の各支流が流れているところが複数箇所あるので、今回は一番アクセスしやすいと思われる「牛鬼の淵」に行ってきました。
ここでは説明は省きますが、名前の由来となった伝説が書かれた看板もあったりするので、これを読んで登るとちょっとワクワクすると思います笑
牛鬼の淵はこんな所にあります。
県道から歩いて行けるので、かなりアクセスしやすい場所です。
早朝から石崎くんと待ち合わせ早々に準備し到着。
淵に登ってから楽しめるアイテムなんかを石崎くんが持ってきてくれましたので、山の楽しみ方なんかも軽くご紹介。
こんな感じのなだらかな山道を進んでいくと…
牟岐川の支流が見えてくるので、本来はそれを通り越して山道を歩いていくと一気に淵に到着することが出来るのですが、今日は山を存分に楽しみたいですし、山遊びの紹介も兼ねて沢登りをして淵に行ってきます。
実は淵に向かう最中に沢を釣り歩いて小物でも釣って楽しもうかと考えていたのですが…
NPOカイフネイチャーの取り組みが行われていましたので、この日は釣りするのは控えました。
というわけで、ガンガン沢登りをしていきます。
ちょっと山に入っただけでどんどん自然真っ只中になっていく感じがなんとも楽しい。こんな大きな岩壁に遭遇したり。
電話はもちろん圏外。
沢を登り歩くこと約30分。牛鬼の淵に到着することができました。
ここ最近雨が多く降っていることがあったので、そんな影響でこの日はいつもより水は多め。そして暖かくなってきたとは言え、いつもよりも寒め。
というわけで、ここで山のアイテム、モバイル出来るガスとガスバーナー登場。
コーヒーを淹れてくれました。
沢を登ってきてほどよく熱くなった身体と、外気の冷気と、目の前の滝から浴びる水しぶきの中で飲むコーヒーは格別。いい感じに身体が温まります。
身体も温まったので帰り道は通常の山道を下っていきます。
沢を登ってきたのでちょっと物足りなさを感じますが、周りの植物や春先に生えてそうな山菜を探しながら下っていきます。
下りは10分もあれば下っていけますので、淵にだけアクセスするならホントに短時間で楽しめることが出来るのがこの支流遊びの良いところ。
ただ釣りが出来なかったことと、この時期のお楽しみの山菜を見つけることが出来なかったので、ちょっと消化不良…
というわけで普段お世話になっている近所の方から情報収集。
「まあコーヒーでも飲んでいけ」とお誘いいただき、暖をとりながら色々とお話をさせてもらい山菜情報を収集…ですが、フキノトウは終わり、タラの芽にはちょっと早いという中途半端な時期でしたので…
つくしとノビルを収集。
これをまた沢に行って食べてきたいと思います。
個人的にノビルのようなネギっぽい香味野菜がすごく好きですね。
つくしははかまを取ります。
ノビルは沢水であらって薄皮をむいてカット。
石崎くんが持ってきてくれていた天ぷらセットで天ぷらに。
実は釣りをして釣れた小魚を天ぷらにして食べることを考えていてくれたようだったのです。
外でもノビルのめちゃめちゃ良い香りが。
つくしはかき揚げっぽく。
というわけで、簡単につくしとノビルの天ぷらが完成。
両方共めちゃウマでしたが、特につくしはごぼうの様な味がして美味かったですね。
というわけで、今回はアウトドア好きの地域おこし協力隊の石崎くんと牟岐川の支流を散策してみました。
人がたくさん来る観光地も魅力的ですが、こうして人里離れてひっそりとある自然に目を向けると、そこは実は非常に素晴らしいところだったということは、長く生きていればいるほど感じることが多くあるような気がしています。
これを書いているボク自身も、実はこうして沢を登ってみたのは2年ぶり。
この日は牟岐の自然を満喫出来るとても良い時間を過ごすことが出来ましたし、改めて住んでいる町の良い所を再発見出来たように感じます。
また、それは日本各地どんな所でも一緒なのかなとも思っています。
これを読んだ皆さんも、今自分が住んでいる町でゆっくりと何かを堪能できる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
そしてもしこの徳島県の南にある小さな町、牟岐町に興味を持ちましたら、訪れてみて楽しんでみるのも良いかもしれません。