髪がボサボサになってきたので、信天翁へ散髪をしに行ってきました。そこに偶然居合わせた人同士で盛り上がった様子も含めてご紹介しましょう。
牟岐の旧国道沿いに佇む、開放的な店構え
ヘアーサロン信天翁(しんてんおう)は、現在の国道55号線から少し逸れて、昔の国道沿いに進むと右手に見えるシンプルな白い建物の床屋さんです。
お店の中はこんな感じ。2つある椅子のうち、手前にはすでに先客の姿が。
なんと散髪に来ていた方は、僕らがいつもお世話になっている満石先生でした。なんとも奇遇ですね。そして…
こんな場面を見られるなんて滅多にない、というわけで遠慮無く撮影していく六角舎取材班です。最近、my一眼レフを手に入れたみなみさんが、正面からお顔を激写してます。
今ちょうど、あんたらが来るっていう話をしとったんよ〜とにこやかに話す、店主の大喜田杜夫(おおきた もりお)さん。これぞ理容師というパリッとした出で立ち、センスフルな眼鏡、後ろに束ねた髪が印象的な方です。
どうやら満石先生は信天翁の常連らしく、いつものアクティブな姿(野山、海、川などで会うことが多い)とはまた違う、めっちゃリラックスした雰囲気でしたね。
信天翁は、大喜田さんと奥さんの二人三脚で経営されています。奥さんは牟岐へ若いころに嫁いで来たということですが、なんと島根出身なのです。せっかくなので、牟岐在住の島根人のツーショットを撮りました。
さあ、散髪しよう!
床屋さんの取材なので、もちろん散髪しますよ。どんな髪型にしようか…
こんな感じでお願いします、とスマホで参考画像を見せてます。もちろんお店にはヘアカタログとかもありますよ。
早速、洗髪台でボサボサの頭を洗ってもらいます。お湯が気持ちええ〜
拭きながら「信天翁って漢字と、私の見た目から床屋じゃなくて中華料理屋だと間違ってきた人もおるんよ〜」と楽しいトークもしてくれます。ここで僕には驚きの事実。「信天翁」というのは、実はアホウドリを表す漢字なのです。「オオキタ」という苗字はこの辺は多いので、(ゴルフのスコアを表すAlbatrossなどから)縁起が良く、インパクトの強い名称である「信天翁」を店名にしたとのこと。
手際よく髪を留めたりしていく大喜田さん。
サクサク調髪されていきます。僕の髪は天パ気味なのですが、全く引っ掛かりなくスルスルと切られていきますね。
よく手入れされた切れ味バツグンのハサミ。プロの道具ってかっこいい。
軽やかにハサミを動かしながら、5人いる店内では話に花が咲きます。
あっという間におよその髪型が仕上がりました。
そして床屋で一番楽しみな、顔剃り
お次は、お待ちかねの『顔剃り』です。初めて信天翁に来たとき、あまりの気持ちよさに感動したのがこれなのです。
こうやって見てみるとすごい剃れ具合ですね。まだ剃ってない顔の方と比べると 歴然。
これ!これです。この温かいシェービングフォームを刷毛で塗られているときが至福なのです。
ああー。昇天しかかってますね(笑)
熱い濡れタオルが、また気持ちいいこと。
腕の良い床屋さんのカミソリって、切れ味すごいのに全然怖いと思わせない動きなんです。
顔もすっきりしたとこで、頭を洗髪。
自宅でのシャンプーにはない心地よさ。
下から上へすくいあげるように、丁寧に頭を流します。
あー!さっぱりしました。首、肩周りのマッサージも施していただきました。
終始楽しく喋りかけてくれる大喜田さん夫妻、ほんと優しい雰囲気の方々なのです。
髪型の感じをチェックして、完成!一体どんな風になったのでしょうか。
まずはビフォー。
これがアフター。
見事にすっきりしました。
最後にご主人夫婦と記念撮影。
取材で来たということを忘れるほど快適な時間を過ごせて、最高です。昨年まで全然知らなかった町なのに、すっかり常連さんのように接してもらえることってすごくありがたいな、と感じますね。散髪する場所というのは、その人が心落ち着けることができる場所のうちの一つだと僕は思っているので、牟岐でこうした場所を見つけられて良かったなぁと思います。
信天翁 詳細情報
【営業時間】8:00〜17:00
【定休日】月曜
【駐車場】店舗右前に数台アリ
【電話番号】0884−72ー2537