今回のアート展の時に会場となる西又地区にお邪魔した時に、ひょんなことから「牛鬼の淵(うしおにのふち)」へと行くことになったので紹介しましょう。
アート展に参加するカメラマン二人を追った
別の用事で今回西又地区に訪れていたのだが、今回のアート展に参加するカメラマン、エンドウダイスケさんと中野童太さんと居合わせ、彼らが「牛鬼の淵に行く」と言い出したので、ボク自身も行ったことないし、面白い記事書けるかなと思い、二人についていった。
牟岐町の西又という山間部にあたる地区にいくと、その道沿いに「牛鬼の淵」という看板が立てられたところがあります。
看板にはなんだか恐ろしい鬼の顔が。
小道をずんずんと山に向かって歩いて行きます。そのまま民家に入ってきそうだが、脇にキチンと山道があるのです。
「こっちが通常のルートです」と何度かここに来ている様子の中野さん。言っている意味が分からないが、どうやら今から行くルートは「通常のルート」ではないようです。
おおよそ「道」とは呼べないところをうれしそうに渡りだすカメラマン二人。なんだかワクワクし始めているではないか。そういうことか。
綺麗な景色が目の前に広がる。
カメラを持って来ていないカメラマン二人はカメラを持っていなければただのマンである。「水がつめて〜」とはしゃぐマンたち。
川上に向かって岩の上を渡ってどんどん登っていく。
その途中には鹿が植物を食べたと思われるあとが。こうした自然観察もひとつの面白さ。
人工的に作られた釘が打たれたよく分からない橋?のようなものも。
この時までに使った体力は3%。登っているけど角度が急ではないので全然疲れない。しかし動きやすい服装とトレッキングシューズであることは必須。
ずんずんと登る二人。それを撮るカメラマンのボク。一体どっちがカメラマンなのか分からない…というか二人のカメラマンをボクがやっている状態だ。
「ここはどうやって登ろうか」と話しながらとにかく登る。
カメラを教えてくれるエンドウさん
…とここでエンドウさんのカメラ講座が始まった。「こういう場合はISOをあげてやるといいですよ」とボクが持ってきたカメラで実際に撮ってみる。
…で、その写真がこれ。
すごい。それを上げるだけでこんなに変わるとは。「下げるとシルキーになっていいですよ」とも。その写真はこちら。
ああ、これもすごい。「これだけ覚えるだけでカメラの幅が広がるから覚えるといいですよ」とうれしいアドバイス。ああ、もっと教えてほしい。
遊ぶ中野さん
そして休憩ポイントで遊ぶ中野さん。
妙にはしゃいでます。そして冬です。
そしてなぜかボクに「プロフィール写真撮ってください」とお願いされました。カメラマンに写真撮ってと言われるとすごいプレッシャーですよ。っていうかなぜTシャツ?完全に季節感のない大人ですね。
更に登り進めます
そして残りの体力は91%。とにかく角度がきつくないので疲れません。
そして牛鬼の淵にはまだですがなぞの秘境スポットに到着。カメラマン二人して「ここに来てカメラ持ってこんなんて俺らヘタレのカメラマンやな〜」とぼやいておりました。
上から。太陽のアタリ具合がいいです。これ素敵。
さらにさらにずんずんと登ります。
到着!牛鬼の淵
そして到着。ここが牛鬼の淵です。いい感じ。前日に雨が降っていた影響で水量が多いらしく、エンドウさんいわく「撮り直しやな〜」とのこと。実はエンドウさん、ここの写真を既に撮りに来ていたんだけど、その時よりも水量が多く今日の方がいい感じなんだとか。また日をあらためて撮りに来るそうです。
「ここから見ると虹見えますよ」と中野さん。良い角度を発見しようとしてます。
中野さんもボクが持ってきたカメラを使って実験的に色々と撮ってました。ボクもいつの間にか撮られていたようで。
いろんな角度で見たり、太陽の角度を考えたり、どうやったらいい写真が撮れるのかなんて話す二人はとても素敵でしたね。アート展の作品が非常に楽しみになりました。
ここまでの残り体力は85%。結構ワイルドな岩の上を通ってきましたが、あまり体力は使いませんでしたね。
帰り道は通常ルートで
帰りは通常ルートで戻ることに。こんな看板が所々に立っています。また今回川を登って行きましたが、通常ルートを使うと牛鬼の淵までは山道を歩くことになります。
こんな山道を使うと牛鬼の淵までは10分程度で行くことが出来ます。川登りの場合は60分程度かな。
「通常ルート」もこれが道か?と思われるところですが、歩いてみると道がわかるので安心です。
出口。山のふもと帰ってきました。牛鬼の淵の入り口ということでもありますね。
残りの体力は80%。一時間ほど登っていたにも限らず全然つかれませんでしたね〜。
牟岐・出羽島アート展2015をお楽しみに!
…というわけで、今回成り行きでアート展に参加するカメラマン二人と、偶然にも作品場所を一緒に回ることができました。「撮り直しや」と言っていたエンドウさんの作品がアート展の時にはどのようなモノになっているのかも非常に楽しみなところです。
すでにいくつかの作品を見させていただきまして、素晴らしい作品となっていますので、この牛鬼の淵も最高にワクワクする作品となることは間違いないでしょうね。アート展今から非常に楽しみです。
牛鬼の淵地図