牟岐人 - MUGIZINE

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これを見かけたら冬の訪れ。港ではためく、海のギャング「うつぼ」。

徳島県南、高知、和歌山などで食されている、「うつぼ」。冬時期になるとTVや新聞で必ずと言っていいほど記事になるのがここ牟岐町のうつぼ干し。うつぼを食べる?!そう思っている奥様方!含め旦那様方!見た目で判断しちゃだめですよ。うつぼ食後の感想は「うつぼは海のうなぎだ。」嘘だと思うなら一度食べにこんけ?

牟岐東漁港へ

うつぼを捌いていると漁師さんに情報をもらい東漁港にお邪魔しました。
冬時期になると牟岐町の港あちらこちらで目にするうつぼ干し。

漁師:木村 的(きむら ひとし)さんに直撃

うつぼ道約30年になる漁師の木村さん。
今時期になると太陽が出ている限り、うつぼを獲りに海へ。
挨拶をするやいなやマシンガントークが始まった。
恐ろしや牟岐弁漁師言葉、マンシンガントーク。
牟岐に来て数年、漁師との絡みもそれなりにあったけど理解出来ない言葉がぽつぽつと。

マンシンガントークが途切れそうもないので間々に聞いてみた

マシンガントークを繰り広げながらも、仕事の手は全く止まらない、しかも狂わない手捌きさすがプロ!

まな板は特注?

うつぼ専用の檜のまな板。
「これ30年ものなんじょ~檜がいっちゃんええんよ。これでないとあかんうぇだ。」と語る、木村さん。
捌き方はウナギなどと一緒で体がヌルヌルする為、釘で目をさし固定して、頭の方から開いていきます。
木村さんがやっていると本当に簡単そうに見えるけど、ここまで来るのに10年はかかるとの事!
特にうつぼの皮は固いので力も技術も必要。

まな板は漁師さんによって様々。
使い勝手いいようにリメイクされてる。

うつぼ漁はいつから?

うつぼの漁期は12月1日~2月末まで。
晴れの日はほぼ毎日漁に出るのでこの時期太陽が出てる時に港に行くと大体の確率でうつぼ干しの光景が見れる。
うつぼのおすすめは1月か2月が一番。
「ほらぁ~身もついて、お日さん当たりながら冷たい風で干されてみぃ、うまいじょ。」と木村さん。

おすすめの食べ方は?

唐揚げにしてゆーの酢(ゆず酢)をかけて食べるのが一番うまいわと語る木村さん。
その他にもすき焼きや鍋に入れたり炭火で焼くのもおすすめ。
うつぼの皮にはコラーゲンが入ってるのでお肌がつるつるになるかも。
女性にはもってこいのお魚。うつぼ。
「おまさんも食べてみぃだ。」と笑顔満載で語る木村さんの肌もつるつる。

うつぼを干す

捌き終えたら漁師倉庫の前で天日干し。
開くときに予め尻尾部分に切れ目を入れてそこに紐を通し、1本1本つるしていきます。

干しの最終工程に登場する漁具

身を綺麗に開いて干すためにうつぼ干しには欠かせない必需品。「ハリ」。
ひとつひとつ漁師さんの手作り。

竹で作られていて、うつぼの身を張らせる為の漁具だから「ハリ」。
これで普段お目にかかる「うつぼ干し」の光景に。

コラーゲンたっぷり、牟岐の風物詩「うつぼ」。
食べてみんけ?

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